こんにちは！

時代やのよしみです♪

紅葉も🍁見頃になってきましたが、皆様はもうどこかにお出かけされましたか？

私は今年、瑠璃光院に行こうか、高台寺に行こうか、もう鴨川沿いを散歩するのでいいかなーとか、

迷ってます〜💧

 

さてさて、先日もリクエストのあった垂髪を結い直ししておりました。

 

垂髪の結い直しはまず前髪をブロッキングして留めるところから始まります。

前髪は、後ろの毛を綺麗にしてからセットしていきます。

 

今回はお客様から『鬢削ぎを作って欲しい』とのリクエストをいただきましたので、今期大河ドラマ、どうする家康に出演されている広瀬アリスさん演じる、家康の側室の髪型を目標に作りました↓

 

鬢削ぎを2段にしています↓

お殿様の側室らしく、肩垂れもたっぷりと。

 

 

鬢削ぎは、元服の儀の際に髪に鋏を入れる慣わしで、無事に大人になったしるしとして親も子も誇らしいイベントでした。

もっとも、元服と同時に結婚相手も決まっていることが多く、本意でない相手に嫁がねばならない女児はこのイベントが来ないように願っていたかもなあと、思いを馳せてしまいます。

 

現代の感覚で見ると、鬢削ぎがあるほうが若く可愛いと感じられると思いますが、当時の若い女児は鬢削ぎはなく前髪を真ん中分けにしているだけの髪型でした。

また女性は元服すると眉毛を抜く習慣があったのですが、これをリアルにドラマでやってしまうと大変コワイので^ ^;;、現代に近い眉毛のメイクが採用されています。

なぜ眉毛を抜くのかというと、平安時代からの公家の習慣に則り、感情がわからない表情を作るのに眉毛を抜くという習慣が、江戸時代まで採用されていました。

感情が表に出るのははしたなし、という風潮がずっとあったのですね。

とはいえ、やっぱり鬢削ぎがあったほうが映えるので、『鬢削ぎ欲しい！』方、及びかつらにリクエストある方は早めにご連絡くだされば幸いです♪

どうぞよろしくお願いします！！

 

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