【お客様写真】吉野太夫
時代やスタッフのよしみです。
もみじが色づいてきましたー!
うちのベランダから見えるもみじ↓
そろそろ紅葉見物の旅行者の方も増えてくるかな?
さて今日は吉野太夫をされたお客様のお写真を紹介します。

吉野太夫
赤と黒の対比がドラマチック。
下前の襟に赤が見えていますが、これは襟を裏返しています。
普段はしませんが、参内するときはこのように着付けて「某はこういう身分の者です」と、ぱっと見てわかるようにしていました。
太夫にかかわらず、日本では明治、大正時代くらいまでは身なりを見るとどういう人か一目瞭然だったんです。
例えば武家の女性は太夫とは全く違う仕立て、柄行きの着物ですし、髪型も然りです。
一目瞭然になった理由の大半はやはり身分制度から来ていると思います。
同じ時代の女性でもその人の背景によってここまで装いや髪型が変わるというのは世界的にみても珍しいことで、(学生時代服飾文化史で学びました。めちゃ楽しかった!)
日本では皇室女性の中でも位(内親王だったり女王だったり)によって装いが変わったりして、ほんとにおもしろいですね〜。
話は太夫に戻りますが、この髪型は江戸初期、元禄時代に流行ったものです。元禄時代は空前の好景気、髪型にもお金をかけて贅を競うのが粋、とされました。
そう、この髪型を結うにはたくさん鬢付け油を使うためお金がかかった。そのため、この髪型をしている人はお金持ちだと一目でわかったんですね。
でも単純に、この髪型が格好いいのでなお流行ったんじゃないかなとわたしは思ってます。一般の人はげんこつ髷にはしていなかったと思いますが。
元禄の鬢も髱も髷も、直線的で男性的で格好良い。
私は大好きです。
話の内容がマニアック気味になってきたのでこの辺で。
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